本州最後のトキ能里ちゃん

昭和36年6月12日
巣立ちしたばかりの親子(中央が幼鳥)幼鳥は約6カ月間、親鳥の後につい
て行動しながら、餌の捕り方や、外敵の見分け方などを覚えて育っていく。
(出典:能登のトキ物語:村本義雄氏)







昭和43年3月22日
トキの翼の風切羽と尾羽の裏は濃い橙紅色、いわゆるトキ色で、朝日や夕
日に照らされると黄金色に輝いた。
昭和39年に1羽生き残ったトキ能里ちゃんは繁殖期なると相手を求めて飛
びながら鳴き続けていました。
(出典:能登のトキ物語:村本義雄氏)





昭和45年
昭和45年1月8日穴水町乙ヶ崎で保護され、9日朝に佐渡の新穂村に到着し
た能里(オス)の佐渡トキ保護センターのフライングケージでの姿。
(出典:能登のトキ物語:村本義雄氏)







昭和45年1月8日
能里ちゃんは繁殖のため仲間のいる佐渡へ送られることになり、穴水町
乙ヶ崎の水田でキャノンネットで無事保護されました。何日も見張り小
屋で乙ヶ崎の浜崎正信氏と谷口又蔵氏が交代で粘り強く見張ることで捕
獲が成功しました。保護計画が決まってから2年の歳月を要しました。
(出典:能登のトキ物語:村本義雄氏)






昭和43年3月23日
最後の1羽になっても巣ごもりするトキ能里ちゃん、トキは繁殖期をむか
えると頭部の毛根あたりから黒い色素を分泌し、水浴後にくちばしで羽
毛を塗り染める。
(出典:能登のトキ物語:村本義雄氏)







昭和43年3月23日
能里ちゃんの巣は、赤松林です。トキは赤松やケヤキなど高木の又や枝
を利用して巣をつくります。
(出典:能登のトキ物語:村本義雄氏)







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