本州最後のトキ能里ちゃんは長寿大仏から500m程度離れた餌場の田んぼで昭和45年1月8日キャノンネットによりに
より保護されパトカーに先導されて新潟県佐渡島に移送されました、少し弱っていたので途中津幡の検問所で休んだ
ようです、なんとか頑張って佐渡に到着しましたが1年後の昭和46年3月13日に息をひきとりました、まさに壮絶な
最後だったと思います。
トキは明治時代から昭和の初めに掛けては食料用と羽毛は装飾用として捕獲され減少し、その後は生息地の乱開発、
餌場での強い農薬使用などにより餌が無くなっていったことで減少が加速されました。
トキを放鳥しその個体数を増やすには、生息環境を取り戻し、そこに住む人々との共存・共生関係を構築することが
大切で、このこと無しでトキをシンボルとした町づくりはありえません。
本州最後のトキが穴水町に生息していたことは取りも直さず、穴水町がトキの生息にとって最適な環境であったこと
をトキ自らが証明していることに他なりません。
能里ちゃんが保護されてから既に51年が経過し、自然環境も当時と大きく変化しています、当時の環境をそのまま再
現することは不可能ですが、現状の中で
人々とトキが共生できる環境を
創り上げていくことが大切です。
気の遠くなる、難事業ですができることから一歩一歩進めていくことで誇りを持って全国へ・世界に発信できる能登
が実現できるのだと思います。
トキの放鳥を目指し自然環境及び生活環境を整備し、放鳥とその後の増殖を実現していくことは均衡のとれた活力の
ある社会生活の確立にほかありません。
トキをシンボルとしたまちづくり より安全・安心な住みよい能登地域 |
「自然環境」の保全・再生
- 「環境保全型農業」の推進
- 「森」の安全・活用
- 「里山」の保全・再生
- 「水辺」の保全・再生
- 能登らしい「景観」の創造
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トキの保護・増殖
- 人間が絶滅に追いやったトキを人間の責任で保護増殖する
- 種の保存に関し国際的な貢献を行う
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「産業・文化、教育」との 相乗効果
- 安全、安心な能登産品のブランド力を高める
- 産業、観光の推進
- 自然と文化の調和、伝統文化の継承
- 次代を担う子供たちの教育
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種の保存で国際貢献するとともに生態系の再生、「環境」への負荷低減に努め安全、安心なふるさと能登を後世に残す
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経済効果を生み出すことにより、長期的に事業の継続を可能にするとともに能登の暮らしを豊かにする
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全国・世界に向けて発信できる能登に誇りを持って生活する |
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